本日・令和5年6月24日に熊本市・熊本県民交流会館パレアで開催された第134回・日本循環器学会九州地方会で発表しました。

一般演題・心不全2のセッションで外来での心エコー・2Dスペックルトラッキングを用いた心アミロイドーシス診断の有用性について発表を行いました。

当院でATTR型心アミロイドーシス診断確定5例、多発性骨髄腫によるAL型アミロイドーシス診断確定3例での検討でしたが、肥大心かつBull’s eye mapによるapical sparingにて8例中7例が診断確定に至っているという結果です。

ディスカッションにてコメンテーターより全ての施設では当検査が困難であるため、どのような臨床所見が重要かという質問と、この検査は技師だけでできるのか、見た目の所見と合致するかという質問でした。

最初の質問については、ATTR型では特に手根管症候群や脊柱管狭窄症による末梢神経障害所見の聞き取りの重要性と二番目の質問については当院の技師は肥大心のみで当検査を技師で行なっており、技師との共通言語として当検査を行なっていることを説明しました。
また、見た目の所見のみではapical sparingは分かりづらく、Bull’s eye mapが必要であると付け加えました。




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